通訳自主練習教材の使い方


 

このページでは山下えりかオリジナルの通訳自主練習教材の使い方を解説しています。

 

 

【教材ファイルの見方】

 

Short .............. 1センテンス区切り

Long ............... 1~3センテンス区切り

200 ................ ポーズ2倍

150 ................ ポーズ1.5倍

 

例)”001_A_Short_200” = 1センテンス区切り&ポーズ2倍

 

 

【学習の進め方】

 

自主練習用通訳トレーニング教材の効果的な使い方とその順番をご紹介します。

 

1.事前準備

 

圧縮ファイルに同梱されているボキャブラリーリストを確認し、分からない単語は調べましょう。その際言葉の意味を調べるだけでなく、リストの単語と教材の紹介ページに掲載されている情報を用いて、トピックに関する下調べをしてください。

 

事前準備は通訳の命綱です。内容に関する深い知識と理解があれば、内容の記憶も通訳もよりスムーズに進めることができます。教材をより効果的に使うため、また学習効率を上げるため、まずはしっかりと事前準備をしましょう。

 

 

2.リテンション&リプロダクション練習 × 1センテンス区切り教材

 

1センテンス区切りの音声ファイルを使い、リテンション&リプロダクションの練習をします。日本語は日本語で、英語は英語で、聞こえた文章を一言一句正確に記憶し、ポーズの時間内に正確に繰り返しましょう。

 

耳から得た情報だけで内容を理解し記憶するための訓練です。メモは固有名詞と数字のみに留め、それ以外の情報は全て耳だけで拾えるように訓練しましょう。

 

 

3.メモ無し通訳練習 × 1センテンス区切り教材

 

センテンス区切りの音声ファイルを使い、リテンション&リプロダクションの練習時と同じように、固有名詞と数字以外はメモを取らずに通訳をします。メモではなくリテンションを頼りに正確な通訳ができるようにするための練習です。

 

 

4.メモ有り通訳練習 × 1~3センテンス区切り教材

 

メモ無し通訳ができるようになったら次は1~3センテンス区切りの音声ファイルを使い、メモを取りながら通訳の練習をします。一定の長さのある内容を通訳できるようにするための練習です。メモを取りすぎて聞き取りと理解がおろそかにならないように注意しましょう。

 

◆ 時間が足りないと感じたら

  • 出だしのタイミングを早めましょう。
  • 訳し始めのブザーが鳴った時点で言葉を出せるように考えながら聞くことを意識しましょう。
  • 無理やり時間内に収めようとして早口になりすぎないように注意しましょう。

 

 

5.ディクテーション × ポーズ無し教材 + ベタ訳

 

逐次通訳の練習はメモ有り通訳まででおしまいですが、せっかくなのでディクテーションをしてスクリプトを書き起こしてみましょう。スクリプトができたら次は、その内容を翻訳してみましょう。スクリプトに付ける訳を「ベタ訳」と呼びます。実際の仕事で事前に原稿が入手できて時間に余裕のある場合には、ベタ訳をつけて仕事に臨むことが多いです。

 

付属のスクリプトを使用しても構いませんが、できるだけ自分でディクテーションをしましょう。正確に聞き取って正確に書き出すという作業も、大切な学習プロセスです。

 

 

6.ボイスオーバー同時通訳 × ポーズ無し教材

 

スクリプトにベタ訳を付けたら最後に、ポーズ無しの音声ファイルを流しながら内容に合わせてベタ訳を読み上げ、同時通訳体験をしてみましょう。耳で内容を確認しながらタイミングを合わせて訳を読み上げるのはやってみると意外と難しいものです。ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

7.スクリプトの使い方

 

どのタイミングでスクリプトやお手本訳を見るかは個人の自由ですが、私はできるだけ最後まで見ないことをおすすめします。視覚情報は聴覚情報よりも記憶に残りやすく、自分の力で練習をする上では障害になってしまう可能性があるためです。

 

スクリプトやお手本訳は最後の答え合わせまで取っておくと良いでしょう。

 

 

8.最後に

 

同じ内容の教材をこんなに何度も繰り返し使用することに疑問を抱く人もいるかもしれません。もちろん様々な教材に幅広く触れることは大切なことですが、ひとつの教材をとことん使い尽くすことも同じくらい重要なことです。

 

ここで紹介した通りに⑥まで全ての演習を実施したら、おそらく最後は教材の内容も自分の訳も完全に記憶してしまうでしょう。それがこの反復練習の目的です。何度も繰り返し耳、頭、口、目、手を使って日英両言語でセットで覚えた表現は記憶に残りやすく、いざ実戦で通訳する際に似たような表現が出てきた時に体が素早く反応できるようになります。そうして反射的に使える引き出しを作って行くことが、スピーディーかつ正確な通訳に繋がって行くのです。

 

 

【参考リンク】

  

【販売中の教材】

 

#001 『Business Meeting(商談)』

 

※教材名をクリックすると詳細をご覧いただけます。

※教材の種類は随時追加していく予定です。

 

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