【通訳のお仕事】JOC日本オリンピック委員会強化スタッフの委嘱状

JOC 日本オリンピック委員会 通訳 英語 テコンドー 柔道

 

 こんにちは、英語同時通訳者オンライン英語・通訳講師の山下えりかです。

 

 私この度JOC(日本オリンピック委員会)より強化スタッフ(情報・戦略スタッフ)の委嘱状をいただきました。扱いに困っていたところ主人が大喜びで額に入れて飾ってくれたので、自己サイトにも掲載いたします。

 

 以前からブログ上で「オリンピック関連事業」「韓国出張」という単語を使っていたので、何となくわかっていた方もいらっしゃるとは思いますが、私が現在通訳者として携わっているオリンピック競技はテコンドーです。

 

 ちなみに自己紹介にも書いてある通り私は柔道の有段者ですが、テコンドー経験者ではありません。そんな私がなぜテコンドーの仕事を任されるようになったかと言うと、数年前にご縁あって空手関連の通訳をしたことがきっかけでした。

 

 その時私を呼んでくださったクライアントが空手とテコンドーの両方に携わる方で、私が柔道経験者でオリンピック関連の通訳もやりたいと話したところ、テコンドーの方で通訳が必要だからと呼んでくださり、今に至ります。

 

 きっかけとなった空手の仕事以降、国際団体の視察や会食等の通訳に単発で呼んでいただいていたのですが、ここ数か月は本格的に協会付という形で仕事をしています。派遣でも雇い上げでもパートでもなくあくまでもフリーランスとしてと言う、特殊なポジションではありますが。

 

 武道という大きなくくりでは柔道と同じ分野とは言え、私テコンドーは全くの素人です。そのため色々と分からなくて困ることがあるだろうと思っていたのですが、実際の仕事は競技そのものには驚くほど関わりの無い内容です。つまり私の柔道有段者としての経験も、今のところほとんど役に立っていません(笑)

 

 と言うのも私が関わっているのは競技や選手ではなく事務方で、仕事内容も主には大会運営等の実務に関する話だからです。普段選手が競い合う表舞台しか見ることがないスポーツですが、それを実現させるための裏方の仕事に通訳の立場から触れ、色々と貴重な経験をさせていただいています。

 

 提出書類や会議資料の期限が迫ると徹夜になることもありますし、朝2時半に自宅を出て翌日の朝4時帰宅なんて言う弾丸日帰り韓国出張も経験しましたが、毎日忙しいながらもとても楽しく充実しています(笑)

 

 さて実務的な内容は競技に驚くほど関わりが無いと書きましたが、これは言い方を変えればどの競技にも共通する内容と言うことです。今後仕事の幅を広げるのに大いに役立つ知識であり経験です。通訳者にとって専門分野を持つと言うことはキャリア形成の上で非常に重要なことです。

 

 通訳業を始めてから10年、その専門分野が無いのが私の悩みの種でした。これを機にスポーツビジネスを専門分野にして更にステップアップできるよう、東京オリンピックに向けて貴重な機会が増えるこの期間にできるだけ多くのことを吸収しようと思います。

 

 柔道の経験も実務には全く役に立っていないとは書きましたが、私が柔道経験者でなければテコンドーを紹介してくれた方の目に留まることはありませんでした。そういう意味ではもちろん、柔道の経験は今の仕事にしっかりと繋がっています。実は柔道に関しては小1から高校卒業までやっていた中で、良い思い出よりも辛かった思い出の方が多かったのが現役当時も大人になった今も正直な感想です。それでもそのすべてが通訳者としてのキャリアに繋がっていたと言うのなら、中途半端でやめないでいて良かったと素直に思えます。

 

 30代と言う超現役の年齢で東京オリンピックを迎えられるのも、きっと今後に繋がる大切なご縁です。五重のご円(五輪のご縁)で更なる飛躍を遂げられるよう、今はただ突っ走るのみです...なんちゃって(*^_^*)

 

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