通訳のスキル16 その2 - 理解する

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通訳工場のコビトさん2人目 - 理解する

基本情報(イラスト化当時のものです)

担当:聞いた内容を理解する

性格:挑戦的

表情:目を閉じて集中しながらも口元は笑う

アイテム:聴診器

 

 こんにちは、東京在住英語同時通訳者の山下恵理香です。Skypeでオンライン英語指導オンライン通訳訓練講座も提供しています。 

 

 話し手の話を聞いたら次は、聞いた内容を理解する作業。

 

 聞いた内容を理解するなんて当然、と思いますか?ここは当たり前に見えて、実はとても難しい重要な箇所です。

 

 真剣に聞いているのですから、内容は頭に入ってきています。ただしそれを本当に理解できるのは、その内容を本当に分かっていればの話。通訳に必要なのは表面的な理解ではなく、可能ならば話者と同じレベルでの理解です。耳に入ってきた言葉からそこに込められたメッセージを見極め、それを一旦自分の中に取り込んで消化することができるかどうかがこのコビトさんにかかっています。

 

 「食事はよく噛んで食べましょう」と似たような原理です。ここで内容をしっかり噛み砕いておかなければ、この後のコビトさんたちが処理しきれずに消化不良を起こす可能性があります。

 

 言葉にとらわれず話し手が「伝えたいこと」を理解すること。そのためには語彙、知識、経験等、様々なものが必要です。語彙が乏しく言葉の意味が分から無ければ、訳語を探すことができません。知識が無ければ、内容を正しく把握できません。そして経験不足のうちはどうしても上辺の言葉に振り回され、重要なメッセージを訳しきれないことがありました。

 

 どれだけ勉強し、経験を積んでいるか。ここでは通訳者の基礎体力が試されます。

 

 このコビトさんの性格が「挑戦的」なのは、これが通訳特有とも言えるプロセスの一つで、色々と覚えたてながら「やってやるぞ!」と気合が入っていたからだと思われます。笑う口元も、自信からと言うよりは元気なだけだったのかもしれません(笑)

 

 とは言えいつでも挑戦的に何でも吸収するその元気さが大事。彼女がしっかり理解ができるかどうかが訳の完成度を大きく左右するのです。

 

 

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About Erika:

職業:英語同時通訳者(個人/フリーランス)

現住所:東京

留学歴:3年(アメリカ)

特技:柔道(初段)、ピアノ(弾き語り)

楽しみ:正月の箱根駅伝、2か月に1度の大相撲観戦(テレビ)、年に数回の柔道国際・国内大会テレビ観戦、年に数回のブロードウェイミュージカル日本公演、不定期の札幌旅行