通訳のスキル16 その12 - 勢い

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通訳工場のコビトさん12人目 - 勢い

基本情報

担当:勢い

性格:真っ直ぐ

表情:必死

アイテム:特になし

 

 こんにちは、東京在住英語同時通訳者の山下恵理香です。Skypeでオンライン英語指導オンライン通訳訓練講座も提供しています。 

 

 何だこの変な担当のコビトさんは...と思われる方も多いと思います。ここから先は、一風変わった担当のコビトさんたちの登場です。

 

 勢い。

 

 なぜこんな担当のコビトさんがいるのか。それは通訳とは勢いに乗り流れを止めずに突き進むことが必要だからです。

 

 通訳中、通訳者が常に頭をフル回転させていることは、ここまでのコビトさんたちの説明でお分かりいただけたと思います。そう、通訳者は常に同時に様々なことを考えています。考えながら、止まらずに(止まらないように)通訳をしています。当然のように思えますが、これは通訳者の特異な部分でもあります。

 

 通常、人は考えながら話をすると、所々で止まってしまいがちです。考えている間、話が止まってしまうのは自然なことです。しかし通訳者は考えながらも口を動かしていなければなりません。そして現場では常にスピードを求められます。話し手が自分のリズムで話すのは容認できても、通訳者が途中で止まることはあまり好ましく思われないのが現実です。

 

 途中で止まって考え込んだりすれば、「この通訳さん大丈夫?」という空気が肌に痛いほどバチバチと伝わってきます。聞き手に不安を与えないためにも、自分の通訳の信用を損なわないためにも、通訳の流れを止めないことはとても大切なことであり、通訳者の重要な技術でもあるのです。

 

 この技術を支えてくれるのが、勢い担当の彼女。

 

 訳し始めたら訳し終わるまで、ひたすらゴールに向かって一直線に走り続けます。通訳の流れの勢いとしては、太いパイプに大量の水が流れるようなイメージなのですが、たとえイメージであっても大事な通訳工場を水没させるわけにはいきません(笑)彼女がエンジンとなり大量のエネルギーを放出することで、工場の高速回転を維持してくれています。

 

 ちなみに、使いすぎると動かなくなります(笑)

 

 

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About Erika:

職業:英語同時通訳者(個人/フリーランス)

現住所:東京

留学歴:3年(アメリカ)

特技:柔道(初段)、ピアノ(弾き語り)

楽しみ:正月の箱根駅伝、2か月に1度の大相撲観戦(テレビ)、年に数回の柔道国際・国内大会テレビ観戦、年に数回のブロードウェイミュージカル日本公演、不定期の札幌旅行