通訳の16のスキルを16人の小人で徹底解説/イラスト付

山下恵理香 英語 通訳 同時通訳 柔道 東京 サイマル 通訳スキル 通訳技術
通訳の頭ン中はコビトの国

 初めまして、東京在住英語同時通訳者の山下恵理香です。

 

 私の頭の中にはコビトさんが住んでいます...なんて言ったら、少しおかしい奴かと思われるでしょうか。それもブログの初投稿で(笑)

 

 でも本当なのです。私の通訳を支えてくれる、とても大切なコビトさんたちです。

 

 彼女たちの存在に気づいたのは通訳訓練を始めて数か月経った頃でした。通訳中の頭の中はまるで工場で、小さな自分(コビトさん)が大勢いて、 それぞれ役割分担(担当スキル)があって、全部がフル回転してかみ合って、「通訳」ができているのです。

 

 具体的にどんなスキル担当のコビトさんたちがいるかと言いますと、

 

1.聞く担当

2.聞いたことを理解する担当

3.理解したことをメモしながら記憶する担当

4.言葉を探す担当

5.表現を探す担当

6.関連知識を探す担当

7.メモを見て聞いたことを思い出す担当

8.言語を変換して文章を組み立てる担当

9.出来上がった文章を声に出して伝える担当

 

 ここまでが通訳作業そのものに関わるコビトさんたち。

 

 これに加えて、

 

10.時計係り

11.女優担当

12.勢い担当

13.パニック担当

14.パニックをなだめる担当

15.応援担当

16.ただ眺める担当

 

 こんなコビトさんたちもいます。それぞれの詳細については今後個別に説明して行きます。

 

 彼女たちの存在に気づいた時、これをイラストにしたらきっと面白いぞと思ったのですが、悲しいかな小・中と図工や美術は大の苦手。高校で音楽と美術が選択制だったのは嬉しかった(笑)そんな感じなのでイメージがあっても具体化できず、しかしどうしても諦められず、 その道のプロとして生計を立てている幼馴染、イラストレーターの田中ゆかさんに相談してみました。 

 

 すると彼女、超ふわふわだった私の想像をばっちりイメージ通りに再現してくれたのです。プロに仕事を頼んだのですからお金を払うつもりでしたが、 なんと私のバースデープレゼントとして描いてくれました。 その翌年の誕生日にはそのイラストを使った卓上カレンダーを作ってくれたり、更にその翌年からは専用のスケジュール帳を作ってくれたりと、至れり尽くせり。自分のキャラクターで専用のスケジュール帳なんて本当に贅沢!いくら感謝しても足りません。

 

 ぜひ一度、田中ゆかさんのページも訪れてみてください。私のコビトさんたちを含め、彼女の作品を見ることができます。

 

田中ゆかのイラストサイト「ppp」(ピアニッシシモ)

 

 ちなみに上の絵には、通訳作業そのものに関わるスキル担当の9人のコビトさんたちのみが描かれています。2015年版スケジュール帳の表紙絵なのです。

 

 彼女たちをイラスト化するにあたり、ゆかさんから言われたことがありました。「それぞれの性格や特徴、必須アイテムなんかを教えて欲しい」と。言われた通りに性格や特徴を考えていくと、思わぬ収穫がありました。コビトさんたちの性格や特徴、それはそのまま私の通訳作業における得手不得手だったのです。

 

 彼女たちの分析は即ち、私の通訳の分析でした。これによりその先自分がどこを重点的に鍛えるべきなのかがはっきりと見えて、その後の訓練に役立てることもできた貴重な経験でした。

 

 それでは次回より16人のコビトさんたちと共に、通訳の16のスキルをそれぞれ紹介して行きたいと思います。彼女たちを通して少しでも通訳の頭の中を知っていただけたら幸いです。

 

 

次の記事:通訳のスキル16 その1 - 聞く

 

 

 

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About Erika:

職業:英語同時通訳者(個人/フリーランス)

現住所:東京

留学歴:3年(アメリカ)

特技:柔道(初段)、ピアノ(弾き語り)

楽しみ:正月の箱根駅伝、2か月に1度の大相撲観戦(テレビ)、年に数回の柔道国際・国内大会テレビ観戦、年に数回のブロードウェイミュージカル日本公演、不定期の札幌旅行